カジノ関連銘柄おすすめ4選

今日では、数多くの国や地域においてオンラインギャンブルの合法化が進んでおり、従来のカジノチェーン企業もこの新たなオンラインギャンブルのトレンドに乗じています。一方、中国の特別行政区であるマカオに集中しているアジア圏カジノ企業は、世界最大のギャンブル市場としての地位を確立しつつあるうえ、この島にある数少ないライセンスを持つカジノオペレーターは大きな利益を得ています。

そんな注目が集まっているギャンブル業界ですが、カジノ株の中でもトップクラスの銘柄をお探しの方。以下の記事では、今すぐ購入したいおすすめ銘柄を4つ紹介しますので、どうぞこのまま読み進めてください!

  1. MGMリゾーツ

MGMリゾーツは、ゲーミング業界の中で最も壮大な不動産ポートフォリオを有している大企業です。ラスベガス・ストリップにある最も有名なカジノリゾートをはじめ、アトランティックシティ、メンフィス、ミシシッピなどにもカジノ施設を所有しています。また、マカオに構える2つのカジノチェーン、MGMマカオとMGMコタイの56%も所有しているそうです。MGMリゾーツの株価は、2020年3月のパンデミック発生時に下落しましたが、現在は、金融危機後の最高値まで回復しています。2021年には多くのカジノ施設にスポーツベッティングを新たに導入し、今後は複数の国・地域でオンラインベッティングを導入する予定です。2021年第3四半期時点で、すでにパンデミック前の水準を上回っており、ポストパンデミックの牽引役となっていることが伺えます。

  1. ラスベガス・サンズ

マカオで賭けをするなら、ラスベガス・サンズ系列のマカオ・サンズは見逃せません。ラスベガス・サンズは、マカオに5つのカジノ、シンガポールにマリーナ・ベイ・サンズを有するカジノ企業であり、アジア市場のみを対象としています。2021年3月、ベネチアンを含むラスベガス事業を62億5000万ドルで未公開株会社に売却。その結果、株価はパンデミック前の値から大幅にディスカウントされた状態で2021年を迎えました。とはいえ、パンデミックが終わりを迎えれば、同社は必ず復活するはずです。しかも、マカオは膨大な人口を抱えていること、中国をはじめとするアジア圏に共通するギャンブル文化が浸透していることから、今後も世界最大のゲーム市場であり続けるでしょう。

  1. ウィン・リゾーツ

2020年10月、ウィン・リゾーツはパートナーであるベットブル社と合弁で、72%の株式を保有するウィン・インタラクティブを設立し、オンラインスポーツブックおよびオンラインカジノ事業を開始しました。ところが早くも2021年に、ウィン・インタラクティブをSPACに売却しかけましたが、同年11月に取引は決裂。ウィン・リゾーツはまだパンデミックの打撃から回復していないとみられています。2021年第3四半期時点ではまだ赤字でしたが、大規模なラグジュアリー複合施設の開発に力を入れており、2026年にドバイ近郊のリゾート建設計画を明らかにしたばかりです。

  1. ペン・ナショナル・ゲーミング

ペン・ナショナル・ゲーミングの株価は、同社がインターネットギャンブル部門へ進出したことをきっかけに多くの投資家が飛びつき、パンデミック初期に急騰しました。同社は20州に44のカジノ施設を所有していますが、株価はインターネットギャンブルの代名詞と化しています。ピーク時からやや下落したものの、それでもパンデミック前の水準よりはるかに高いです。カジノ施設がパンデミックによって影響を受けたにもかかわらず、同社は2020/21年時点で健全な成長を報告しており、多くの競合他社とは異なり、GAAPレベルでは黒字にすらなっています。今後もオンラインスポーツベティングの人気が上昇し続ければ、大きな利益を得ることが期待できるでしょう。